蓄電池を実際に利用されている方々による口コミ評判の中から、特に節電効果に関するものを取り上げご紹介していきたいと思います。導入に踏み切ったきっかけとは?
蓄電池によってもたらされる恩恵としては、まず筆頭として、災害などでの停電時に非常用電源として利用できるという面があります。
そして、それと同じ位、あるいはそれ以上に注目されているのが、節電効果です。どういうことかと言えば、昼の時間帯よりも安い夜間時間帯の電気を蓄電池に貯めておき、電気料金が高くなる昼間は蓄電池に貯めておいた電気で賄うというやり方です。
実際に蓄電池を導入したのも、こういった節電効果が理由だったという声が多くみられます。いくつかご紹介していきましょう。
兵庫県Nさん
かつての阪神・淡路大震災を身をもって経験した者としては、やはり非常時でライフラインがダウンしてしまった時でも、家庭用電源が確保できるというのは、何よりの安心感です。
それこそ当時は携帯電話もインターネットも今ほど普及しておらず、乾電池式のラジオ位しか情報源がありませんでした。今がどういった状況なのか、これからの見通しはどうなのかといったことを把握したくてもできないというもどかしさやイライラに、余計に不安を増幅させられたというのが今でも忘れられません。
その点、蓄電池があれば停電時でもテレビやパソコンでニュースをチェックできるので、大きな安心感がもたらされると思います。また照明や冷暖房などもある程度は使うことができるという点にも惹かれました。
長野県Hさん
もともと太陽光発電システムは導入していましたが、せっかく我が家で発電した電気を自分で使うことができないというのは、なんとなく悔しい気分を感じていました。もちろん売電収入は得られていましたので問題はなかったのですが(笑)。
しかし、その売電価格も年々下がってきて、やるせない気分を感じていたところ、家庭用蓄電池がようやく普及される流れになり、早速検討し導入をいち早く決めました。
同僚や友人などからは羨ましいという声をもらいますが、率直に言ってしまいますと、本当の良さというのは、実際に導入した者でないと、分からないと思います(以前の私自身がそうでした)。
そしてもうひとつ、大きなメリットとして「家族全員の節電意識が高まった」ということがあります。太陽光発電と蓄電池をHEMSで制御するシステムにしていますが、これだと発電、蓄電、電気の使用量が一目瞭然。
以前は使ってない照明や見ていないテレビをつけっぱなしということも珍しくありませんでしたが、HEMSでの「可視化」以降は、まめにスイッチを切る習慣がつきました。